管理人スコップです。
今回、取り上げたいツールは『専用CAD申請君』です。
私も事務作業でCADを使っていますよ。
今回は建築の図面を作成するときに使用する、CADについて考えたいと思います。
CADでよく知られているのは、JWCADを思い浮かべる方が多いかもしれません。
無料で使える利点があり、ネットや書籍でもよく解説が載っている良心的のCADかと思います。
私も以前まで、JWCADを使ってきていたのですが、有料の専用CADに触れる機会があり、その便利さに感動を致しました。
確かに汎用型CADであるJWCADもどんな職種にも使える利点はあるのです(*_*;が、専用CADを使える環境に慣れるとJWに戻る気が起きません・・・。(*_*;
私もJWCADから申請君に変えて感動したんですよ。
それでは専用CADの内容について見ていきましょう。
おすすめ専用CADの名称
私がお勧めしている専用CADの名前は『申請君』です。
名前が可愛らしいのですが、実力はめちゃめちゃ良いので心配はいりません。(#^^#)
HPで概要欄を確認すると、神奈川県横浜市に本社があるそうで、会社名は株式会社スタッグとのこと。
申請君というソフトの名前の通り、市町村に提出する図面を申請図面というのですが、この申請図面を有料ソフトということで、手間いらず、で半自動で図面を作成してくれるというもの。
・・・ということで、かなりおすすめ度合いが強そうということが文章でも伝わっていってますでしょうか?
それでは私がココがいいなと感じた、申請君のポイントを紹介させていただきます。
専用CAD、申請君の概要
商号 株式会社 スタッグ
所在地 〒221-0841
神奈川県横浜市神奈川区松本町1-10-18 スタッグビル2F
TEL (045)328-3335 FAX(045)328-3336
創業・設立 創業 平成9年1月
設立 平成9年4月
資本金 2,000万円
代表者氏名 石田 泰三
専用CAD、申請君のメリット
それでは、申請君のメリットを具体的に解説させていただきます。
各市町村に対応
これも大きなメリットですよね。
例えば、神奈川県横浜市での水道工事と相模原市の水道工事では、上下水道の申請図面は書き方が違うんですよね、厚木市の工事でも、専用の図面のテンプレートがあるわけです。
これを申請君で作成すれば、担当する工事の市町村を選ぶだけで、該当する図面データを割り当ててくれるというもの。
水道や下水の申請図面はとにかく各市町村ごとに決まりルールが異なり確認する作業に時間を取られて、図面作業が進みません。(*_*;
市町村ごとに図面の書き方が違うのは覚えきれません・・・。
あと図面の記号の絵がちがっていたりするのも日常茶飯事ですよね、とにかくおかしいくらいに面倒なんです。
しかし申請君を使えば
一発で自動で各市町村のルール、記号に対応してくれるので本当にスムーズになります。
平面図を取り込むのが楽
平面図を取り込む、というのは紙媒体で渡された図面をCADソフトに取り込み、作業できるようにすること。
紙で平面図を渡される事って結構ありますよね・・・。
これで申請図面を作るように・・・、と言われることですね。
これをまずデータ化するのが結構大変だったりすると思うのですが、これも申請君で取り込めば、大幅に時間短縮に成功しました。
因みに、外壁線と間仕切りせんをなぞって、階段作成ボタンなんてものもあり、一瞬でお望みの形の階段が作成される機能もおすすめしておきます。
このように、ダイアログボックスが表示され、階段数、階段の形(L型、直進、U型)、階段の向き、を選択すれば、スムーズに完了しました。
平面図を立面図、縦断図に変換するのがボタン1つ
JWCADを使っていたときは、平面図を作り終えて、その後数字の打ち間違えがないように一つ、一つ、縦断図に入力をしていました。(*_*;
例えば、桝深、勾配、土被り、管底高、地盤高、延長・・・といった項目にすべて手入力して計算して1図面を作るだけで、へとへとになっていました。笑
しかし、申請君を使えば、縦断図作成ボタンがあり正に1クリックで縦断図を作成してくれるので、今までの苦労はありません。
但し、注意点として、一発で提出できる完成した縦断図にならない時もあります。
ちょっと、ややこしいなあ・・・要は縦断面図は㎝表記の部分と㎜表記が混在している図面だから起こる現象でしょうねえ・・・
しかし、この数値がずれる現象は、マス明細表という便利な表(エクセル風)のダイアログボックスがあるおかげで、苦労せずに訂正ができました。
排水管の合流地点の深さも自動計算です。
申請君は、下水の排水桝の図面を作成するときに、マスの種類を、起点マス、中間マス、接続マスの3つの属性で割り当てておきます。
メイン管の経路が例えば2経路あり合流するときは、2個ある起点マスの1つ(距離が短い方)を、中間マスから始める(これが自動計算のテクニック)と段差なしで合流します。
給水申請の材料集計も1クリックでOK
給水申請の材料の拾いも自動で配管長さ、継ぎ手の数、を計算してくれるので明らかな時短を実感できるでしょう。
この機能も、例えば住宅レベルの大きさでしたら、配管の長さ、継ぎ手の数を数えるのも、そんなに苦にはならないかもしれませんが、商業施設ともなると、この機能の良さを実感できるかと思います。
あと1階と2階の平面図書いていて、例えば2階の立ち上がり配管の場所を知りたいときも透視図的に他の階が透けて見える表示方法があったりするのがかなり便利なので書いておきます。( ..)φメモメモ
スピード重視で作業が終わります。
平面図を書いて、縦断面図に変換して、図面枠を呼び出して張り付ける・・・という一連の作業がちまちましていないのでひと息で終わる感じですね。
次に行いたい作業のボタンが目線の延長に出てくるように工夫されているのでしょうか?操作に迷うことがなく、私でも作業が止まりません。(笑)
このあたりの機能は、JWCADを使っていた時は、機能一覧から画面を沈黙しながら凝視する・・・というようなこともしばしばあったのですが、すらすら操作できる感じなので、スピードの違いを実感してください。
専用CAD、申請君のデメリット
申請君にも実は、デメリットが無いわけでもありません・・・。
こちらも、私が使っていて感じることを書いておきます。
手計算を忘れてしまう。
まず第一に、多くのことを自動計算してくれるので、例えば下水の縦断図の手書きの書き方を覚えられません・・・。(笑)
これに関しては下水の資格試験が縦断面図の書き方を知っておかなければいけなかった気がしますのでちょっと困るかもしれません。
しかし日々の日常業務が楽になるということを考えると、申請君のメリットが勝るのではないでしょうか・・・?
細かい手直しは必要。
あと自動計算で作図をしてくれるのですが、やはりというかどうしても、細かい部分は手動で直しが入る・・・というのは覚悟しておいてください。
例えば、住宅レベルならば大丈夫なのですが、スーパーの店舗やマンションレベルになると給水の立面図を自動計算で表示させると、文字が重なったり配管の線が入り混じって、分かりにくかったりします。
ただこれも、スピーディーに対処できるボタンが導線状に置かれていて、頭の中で、「あのボタンはどこだっけ・・・」という、迷いの時間的なことが無いので、手直しも許容範囲としました。
操作に親切心が感じられて、モチベーションが下がらない感じがします。
たしかに、引き出し線のある文字が、よく重なって表記されるんですが、マウスのドラッグの操作感覚で、操作途中では、引き出し線が伸び縮みするのが見えるので操作しやすいよ。
専用CAD、申請君のサポート
申請君のサポートは、電話でのサポートやリモートサポートにも対応していて、自分のパソコン画面を見ながら、申請君の操作方法や機能の説明を受けることができます。
この申請君の販売会社STAGの、リモートコントロールのフォローが、とても、ありがたく感じました。
分からないことがあれば、リモートで接続して、画面を見ながら分からない部分を教えてもらえますので、どんどん質問しちゃいましょう。!(^^)!
私もよく電話をしていて、申請君を一日使っていると一回はリモートで教えてもらっています(笑)・・・。
というように、分からない部分をすぐに的確に教えてもらえるので操作の仕方も覚えやすいでしょう。
ぜひ機会がありましたらこの良さを実感していただきたいと思いました。
まとめ
以上、専用CAD、申請君について解説してきました。
しかし、それを埋めるだけの親切心がボタンの配列の良さ、考えなくても操作できる操作性の良さで十分カバー出来ていると感じました。
JWCADとの比較になってしまうのですが汎用型CADで無料のソフトなので十分良いことは長年使ってきて分かっているのですが、やはり専用CADの申請君は無駄なボタン(失礼)がなくストレスが感じません。
機会があれば、使って損はない専用CADソフトと言っておきます。
それではまた!ごきげんよう!!
GOOD LUCK FOR YOU!!
管理人スコップ
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