管理人スコップです。
今回、取り上げたいツールは『専用CAD』に、ついてです。
そもそも、CADとは、建築図面や機械図面をパソコンで作図するツールというもの。
もともとは、図面を描くときに、紙に直接ペンで作図していたものを、パソコンで作図できるようにした、という経緯がありました。
こうして、最初に世に出回ったのが汎用CADでした。
そのあとに改良を重ねて、登場したのが専用CAD、としておきます。
この改良、というところが、今回記事にさせていただく、最も伝えたい所・・・と、させてください。
この改良点が、多分、思っている以上に時間の浪費を防げると、感じられるでしょう。
私も、専用CADを主に使っていて、たまに汎用CADを使うのですが、操作方法が違うということもあり、時間がめちゃめちゃかかったりしますね。笑
それでは、詳しく見ていきましょう。
汎用CADと専用CADの違い
それでは、まず最初に、汎用CADと専用CADの違いについて、解説しておきます。
汎用CADの特徴
汎用CADとは、代表的な例を挙げると、Jw_cadを思い浮かべる方が、多いのではないでしょうか?
CADのソフトが世の中に出回り始めたころからあり、知名度もあるので、知らない方はいないかもしれません。
さらにソフトが無料で提供されているので、気軽にパソコンにインストールできるでしょう。
ちなみに、Jw_cadの公式サイトもございまして、こちらにURLを貼っておきますので、興味のある方はご覧になってください。(ダウンロードもこちらのサイトからできます。)(*^^*)
Jw_cad公式サイト:https://www.jwcad.net/
専用CADの特徴
一方、専用CADは、私の知っている限り、有料のソフトがほとんどで、値段も数万円~数十万円するものまであります。
汎用CADが建築系や機械系のそれぞれの図面のニーズ全体をカバーしているのに対して、専用CADは、例えば、建築系の設備の水道設備・・・といったように、細かなニーズに対応してくれます。
確かに、最初、専用CADに乗り換えたときは、水道設備専用のボタンが用意されていて感動したなあ・・・
ここで、主な専用CADを上げさせていただきます。
DRA-CADとAutodesk AutoCADは、主に建築系のCADに分類しておきます。
そして、CADWe’ll Tfas 13と申請くんfについては、建築設備の図面に特化されているかと思います。
専用CADは、建築の中でも、設備、電気、ガスなど強い申請くんfというように、それぞれのCADに特色があるよ。
汎用CADのメリットとデメリット
ここでは、汎用CAD(JWCAD)のメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
汎用CADのメリットは、どの職種の図面にも対応できるように、操作ボタンが細かく割り振られています。
例えば、機械系の図面を描いたり、建築設備系の図面を・・・といったように、色々な図面作成に対応してくれるもの。
ですので、各自がしたい操作は、その中から選ぶ必要がありますが、作成は可能かと思われます。
デメリット
汎用CAD、特にJWCADは、それぞれの職種専用のCADでは、ありませんので、画面が見にくいです。
ですので、操作が直感的に分かりにくく、手間がかかってしまうかもしれません。
ただ、専用CADでなければ、図面が描けない・・・、というようなことではない、としておきます。
うーん、そうなんだよねえ、あれもこれも・・・な感じ。
専用CADのメリットとデメリット
それでは、専用CADメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
専用CADのメリットは、各職種のニーズに対応しているので、スピーディーに作業ができるでしょう。
例えば、水道設備の専用CADならば、3次元に対応しているものも多く、平面図から立面図に変換する、といった作業も、コンピューターが自動で作図してくれますので、心配がいりません。
また、有料の専用CADは、アフターフォローが厚いところも、メリットとして、挙げておきます。
というのも、専用CADの使い始めのときは、しばしば、
えーと、あの機能は、どこから呼び出せばいいんだっけ・・・?
という場面に遭遇すると思うんです。
この場面で、ZOOMやTeamViewerを使って、すぐに解決できるメリットは大きい、としておきます。(#^.^#)
そうそう、私も1日CADをしていると、大体TeamViewerで教えてもらってます。笑
デメリット
専用CADのデメリットは、やはり、ソフトの値段がどうしても高くなってしまう点でしょう。
数万円から数十万円するものまであります。
専用CADにすれば、1図面の時間短縮ができ、アフターフォローもしっかりしているので、お金を掛けても、その方がいい、という方には、デメリットにはならないかもしれません。
あと、メリットで書かせていただいた、スピーディーに作図ができる点について。
この部分の弱点になってしまうかもしれませんが、自動計算や自動作図機能を使って、出来上がった図面の見直しは必要になるでしょう。
というのも、自動作図機能は、非常に便利なのですが、引き出し文字が重なってしまうことや、表示された数字(深さや距離)が手計算と違ってくる・・・というようなことが、起こるかもしれません。
そうですね、手計算と合わない時、私もチームビューワーで確認しました。
もちろん、アフターフォローで確認すれば、解決しましたので、その点は心配いらない、としておきます。
まとめ
以上、汎用CADと専用CADの違いについて解説してきました。
ポイントを整理致しますと、汎用CADについては、
- ソフトが無料配布されている物が多い。
- 各機能は網羅されているが、少し使いずらい、と感じるかもしれない。
次に専用CADについては、
- ソフトは数万円から数十万円するものまである。
- 専門的な機能に特化したボタンが配列されていて、スピーディーに作図が可能。
- 但し、自動計算や、自動作図機能を使うときは、見直しが必須。
というような感じに、まとめられるかと思います。
ここからは、汎用CADと専用CADの、どちらを使えばいいのかを、状況を想定して解説してみたいと思います。
汎用CADを選択したほうが良い場合
CADをこれから、新たに仕事で使う必要がある場合、まずは、汎用CADで操作に慣れるべきでしょう。
というのも、どちらのCADを使っても、基本操作の流れを考えると、
円を描く。
四角を描く。
が主になるかと思われます。
そして、
二点伸縮をする。
引き出し文字を挿入する。
というような、シンプルな流れになるかと、思われます。
そして、これらの機能は、汎用CADでも専用CADでも、共通して搭載されている機能になりますので、最初のうちは、汎用CADで作図するのも有りかと、思いました。(*^^*)
専用CADを選択したほうが良い場合
続いて、専用CADをおすすめする場合は、
自動計算で、作図をスパッと終了させたい場合。
材料の拾いを、自動で拾ってほしい時。
会社のお金で、導入できる場合。
というような感じで、最後の会社のお金で導入できる・・・という点は重要としておきます。
というのも、専用CADを使っていく場合のお金のかかり方は、最初のCADソフトの費用。
そして、市町村単位で、料金が増えていきます。
市町村を一つ増やす場合は、その分、料金が上乗せされます。(^^;)
あと、コピーソフト使用防止のために、1ライセンス1料金というものもあります。
・・・というように、結構お金がかかる可能性が高いので、会社のお金で導入できるか否かは、重要ではないでしょうか・・・?(^^;)
確かに私も、勤めている会社で、専用CADを導入していますが、ソフト自体が数十万、1ライセンスが、数万円しているので、個人で導入できるかは、正直、不安かなあ。
以上をまとめますと、CADをこれから始める段階の方や、資金を節約して、図面運営をしていきたい方には、とりあえず、汎用CADの選択をしておけば良いでしょう。
そして、図面が年中溜まっている状況で、どんどん、終わらせて役所に提出したい!という人。
もしくは、専用CADの運用資金があって、お金を使って、時間を節約したい!というような人には専用CADがおすすめ、としておきます。
それではまた!ごきげんよう!!
GOOD LUCK FOR YOU!!
管理人スコップ
コメント